臨床研修医採用 研修プログラム内容

【プログラムの特徴】

① 一年目は、内科(一般外来含む)28週、救急(麻酔科含む)12週、外科を含む必修8週です。救急は一年を通じて行います。医師として最低限必要とされる総合的臨床力、救急プライマリケアの能力が十分に身に付きます。

② 二年目は、36週が自由選択、12週が地域医療を含む必修です。院内全ての診療科が、専攻でない研修医に対してもウェルカムで、熱意ある指導を行います。理由は研修医が1年目で臨床力を十分身につけているので、選ばれた診療科にとっても大変助けになるからです。その分研修指導も熱く、どの科の選択研修も魅力があります。実際、選ばれる診療科は研修医ごとに多彩です。それだけ、どの診療科も魅力的な研修を行っています。


プログラムローテーション

(注1) 必修(※1)は、必修分野のうち外科(4週)及び産婦人科、小児科、精神科から1科を選択(4週)。
    又は外科必修4週+外科選択4週の計外科8週も可。
(注2) 必修(※2)は、必修分野のうち地域医療を含む選択(※1)で選択しなかった残りの分野。
     (3科・各4週)
(注3) 1年次に外科8週を選択した場合は、2年次は、必修16週、選択32週となります。



一年目

必修科目(内科、一般外来、救急(麻酔科)、外科及び産婦人科、小児科、精神科から1科)

 一年目は内科(一般外来含む)28週、救急(麻酔科含む)12週、外科4週と必修のうち産婦人科、小児科、精神科から4週又は外科8週です。救急は一年を通じて行います。

(1)内科

 内科は常勤で循環器科、消化器科、内分泌代謝、総合内科の専門領域が一つの内科として、一般外来を含み28週を指導します。全ての診療科領域の患者さんを担当しつつ、患者さん毎に専門医から指導を受けます。内科研修は特に充実しており、達成目標の多くを経験します。脳神経内科と呼吸器科のカンファレンスには神戸大学の教授・教官に指導頂きます。
 脳神経内科は3回、呼吸器内科は週2回の非常勤体制ですが、大学から教授や教官が来られて、カンファレンスの開催と指導が受けられます。血液内科、腎臓内科も非常勤で週1回診療があり、コンサルトにて指導が受けられます。
 カンファレンスは内科の各専門領域(内科、消化器科、循環器科、呼吸器科)で行われます。研修医による抄読会と、臨床研修医および専攻医(後期研修医)による症例カンファレンスを毎週開催しています(全科)。
 内科は臨床研修医が病棟担当医となります。患者さん毎に指導医が付き、自ら判断する機会とマンツーマンで指導を受けます。医師や技師から様々の侵襲手技、検査法を習得します。
 本院は病理解剖基準を満たした内科学会認定施設です。二年間の臨床研修と一年間の内科研修で内科認定医の受験資格が持てます。また後期研修に代わる、内科専門研修においても基幹病院に認定されて、専攻医が研修を行っています。

(2)救急医療

 救急専門医による直接指導で、救急患者・院内患者急変時対応など救急医療を経験します。また、一年を通じて、時間内および時間外の救急医療を経験します。ファーストコールを受け、オープニングシーンを自ら対応し、その後指導医の判断を仰ぎます。当直についても研修当直として指導医ないし一定の上級医と共に当直を行います。

(3)麻酔科

 手術時の挿管手技と麻酔管理を習得します。挿管を容易に行えるようになり、イザという事態への自信が生まれます。麻酔に伴う循環呼吸管理を直下指導で受けることにより、生体の反応が理解し易く、評価の高いプログラムです。

(4)外科

 プライマリ・ケアに適した消化器外科が主体です。外科的処置や外科診断や担当患者の手術立会いと縫合と手術介助を研修します。患者さんの担当は主治医団で行います。 虫垂炎の緊急手術や胆嚢摘出術、胃癌や大腸癌の手術などポピュラーなものと共に、肝臓、膵臓、食道手術なども経験します。腹腔鏡手術も多く、カメラ操作に加わります。

(5)産婦人科

 院内のマタニティセンターでの自然分娩と帝王切開、産婦人科外来での妊産婦管理と婦人科疾患、婦人科領域の手術を研修します。

(6)小児科

 当院の小児科で外来を主とした研修を行えます。また小児科協力病院として加古川中央市民病院があり、NICUを含む3か月の小児科研修が行えます。市内開業の小児科診療所で診療所小児科医療の研修も行えます。

(7)精神科

 本院は総合病院内に精神科病床を有する日本の一般病院で数少なくなった仕組みを残しており、院内で精神科研修を行うことができます。隔離の長期入院の患者さんでなく、短期入院の患者さんが主体です。研修期間内で精神疾患のダイナミックな経過を研修することができます。また協力病院である兵庫県ひょうごこころの医療センターでは精神科単科の医療とともに精神科救急と思春期精神医療が経験できます。姫路北病院では長期入院の統合失調症や鬱病、精神科救急、精神科デイケアを研修できます。

二年目

必修科(小児科、産婦人科、精神科、地域医療から3科12週)・および他の選択科

 二年目は、地域医療を含む残る必修科目(3科12週又は4科16週)及び選択科目36週(又は32週)です。選択科目はどの科を取ることも自由です。従来からこの方式の研修を行ってきたため、指導体制がスムースです。どの診療科も研修に対しウェルカムの姿勢で、専攻予定が無くとも親身に教えます。従って研修医ごとに選択する診療科が多彩です。院外の施設でも研修を行うことができます。
 必修選択科1カ月は、全て院内でカバーしていますが、院外の施設で行うこともできます。
 地域医療は、市内の診療所で研修します。

(1)地域医療

加西市内の開業の先生達の診療所での医療をローテーションして研修します、診療以外に医師会業務として市から委託された精神保健や介護判定や健診業務の研修を行います。本院では訪問看護ステーションで在宅看護に随伴して在宅医療を研修します。

選択科
(内科、外科、整形外科、麻酔科、産婦人科、小児科、精神科、放射線科、泌尿器科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科)

 本院の選択研修は、研修医個人の専攻科の志望にとって多くの診療科での研修ができることを基本にしています。そのため、必修科目終了後の36週(又は32週)は選択数と期間を自由に設定しています。

(1)救急ローテーション

 2年目臨床研修医が病棟担当患者を持たずに、救急に専従します。各診療領域の専門医の指導を受けると同時に臨床研修1年目の救急医療の指導に当たります。自分の知識と技術を1年目の研修医に教えることで更に深め、同時に教育技術も身に付く魅力的なプログラムです。本プログラムは臨床研修医の要望で組み入れました。

(2)整形外科

 整形外科は選択科目ですが、研修医の要望が多い科目です。当院では外科系救急の多くが外傷、骨折など整形外科領域の患者です。本院は整形外科が充実しており、実地臨床でX線の読み方や外傷処置など豊富な症例を指導の下、外傷のプライマリケアをしっかりと身に付けます。

教育関連病院

 研修二年目における他施設教育関連病院での研修は、臨床研修医の志望に基づいて加西病院で提供できない研修を行うために設定しています。教育病院での研修は最長3ヶ月で、当院からの給与支給で研修します。どの病院でも当院と同じように研修できます。

 令和2年度の教育関連病院は以下です。
  ・神戸大学医学部附属病院(各専門領域の診療科全て)
  ・加古川中央市民病院(主に小児科、周産期、膠原病科、他)
  ・兵庫県立加古川医療センター(主に三次救急救命センター)
  ・兵庫県立がんセンター(主に病理学)
  ・兵庫県立ひょうごこころの医療センター(主に精神科救急)
  ・姫路北病院(主に精神科慢性疾患)
  ・明石医療センター(主に呼吸器内科、心臓外科)
  ・北播磨総合医療センター(各専門領域の診療科全て)