職員メッセージ 臨床研修医

2年目臨床研修医
『タスキがけを考えている方へ』

 私は神戸大学出身で、神戸大学たすきがけコースの一年目を加西病院で研修させていただきました。私は学生の頃よりマイナー科志望で、各科に分かれた研修ではなく、内科という大きな枠組みでコモンな症例を経験できること、救急に積極的に研修医が参加できることを魅力に感じ、加西病院を選択させていただきました。

 国家試験を終え、働きはじめると右も左もわからないことばかりでした。4月の2週目から救急の場に出させていただきましたが、勉強が全く足りておらず、先生方には大変ご迷惑をおかけいたしました。研修医が時間をかけてしまっていても、先生方は辛抱強く熱心に教えていただき、とても勉強になりました。

 また加西病院は主治医制で、研修医と主治医の二人で患者様を受け持ちます。グループ制でないことで、研修医であっても自分の患者さんに対しての責任感や、主治医との報告、連絡、相談にかかさず取り組むことの大事さを学びました。

 私は上級医の先生方、コメディカルの方々、地域の住民の方に大変良くしていただき、恵まれた環境の中で勉強させていただきました。研修病院をどこにしようか考えている方は加西病院へぜひ一度見学に来てください。

2年目臨床研修医
『医学部卒業時30歳を超えている方へのメッセージ』

 医学生の皆さん、臨床研修をどこでしようか悩んでいることと思います。 様々な病院がプログラムに工夫を凝らし、より良い研修を行おうと考えていると思いますが、初期研修を終えて、加西病院を選んで本当によかったと実感しています。

 私は再受験の立場から加西病院を選んだ理由をお伝え出来ればと思います。私が初期研修を始めたのは30代後半でした。歳を重ねている分、医師として臨床に携われる期間を大切にしたいと考えていました。そのため現場で実践的な臨床技術を身につけたい思いが強く、初期研修に求めたのは実戦的な研修とcommon diseaseを幅広く経験できる研修施設でした。

 加西病院はそんな私の要望を叶えてくれる場でした。加西病院は地域で唯一の急性期病院で偏りのない様々な症例を経験することが可能です。そして1年目から救急外来や入院患者様のファーストタッチに携わることで経験値を積むことが出来ました。

 反面、経験の不足している状態では十分なアセスメントを行い、治療方針を計画することは難しかったです。そんな時は、上級医の先生方が必ず相談に乗ってくれました。そして、コメディカルの方々が忙しい中でも研修医をサポートしてくださいました。

 後期研修は内科専門医の取得に向けて診療を続けていますが、加西病院での経験が今の自分を支えてくれています。私の様な境遇で臨床経験を積みたい方にとっては、加西病院は初期研修の場に申し分ない環境と思います。

2年目臨床研修医
『加西病院の研修を考えている医学生の皆様へ』

 このページを開いて読んでくれているということは、加西病院での研修を考えてくれているということだと思います。私が初期研修医の時は、主に内科を回っていたので、その時のことについて書きたいと思います。

 加西病院で初期研修医をする上での最大のメリットは、やはり、他と比べて裁量権が大きいことだと思います。特に大きな病院では、初期研修医がお客様状態になってしまいがちです。ファーストコールが主に後期研修医のため、診断・治療方針決定の枠から外れてしまい、後からそれを推測するしか無い、ということが多々あります。

 しかし、加西病院では基本的に初期研修医1年目からファーストコールです(こうした病院は最近少なくなってきているみたいです)ので、担当患者に関する情報は嫌でも入ってきます。優しい先生ばかりですので、皆快く相談に乗ってくれますが、外来や検査にかかりきりなことも珍しくありません。そのため、初期対応は勿論、必要な情報を抽出し、限られた時間で主治医に報告・提案するようなスキルが求められます。最初はしんどいですが、次第にみんな慣れてできるようになってきます。

 また、コメディカルのスタッフが優しいので、困ったときはすぐに頼ることができます。特に放射線技師は優秀で、読影で困ったときはいつも助けてもらっていました。

 ただし、診療科が限られているという点はデメリットかもしれません。(呼吸器内科や神経内科、血液内科は常勤医がおりません。)しかし、初期研修医で身に着けるべきは、救急対応や一般内科・外科のgeneralな技術・知識であるので、最初から特定の診療科を強く希望している訳でないのなら、特に問題にはならないと思います。

 長々と書きましたが、加西病院で研修して、間違いなく勉強になったし、面白い経験もたくさんできたので、みなさんもぜひご検討ください。

2年目臨床研修医
『初期研修を終えて』

 初期研修で過ごした2年間は長いようで短い2年間でした。2年前の4月、医師国家試験に合格したばかりで現場のことは何も分からず、自分のPHSや携帯電話に着信がある度にドキドキしたのを鮮明に覚えており、今となってはとても懐かしい思い出です。

 加西病院は、初期研修医にも患者さんの診療に積極的に携わる機会を与えてくれる魅力的な病院ですが、その分覚えなければならないことや習得すべき手技が多く、ほぼ毎日勉強の日々でした。勉強しても、それ以上に知らない事に直面する毎日で、時間が一瞬で過ぎて行った感覚です。それでも上級医の先生方はもちろんのこと、看護師さんや技師さんなど全てのコメディカルの方々に教えて頂いたり、助けて頂いたおかげで医師として大きく成長できたと確信しております。

 このような良い環境で仕事に従事できたのは、加西病院が規模的に大きくなく、職員数もあまり多くはないため、人と人の距離が比較的近いことが理由でしょうか。アットホームな雰囲気で過ごすことができました。初期研修医は医者として1年目であると同時に社会人としても1年目です。そんな中、上司や別の部署の人に報告、連絡、相談するという社会人として出来て当然のことを勉強でき、身に付けることができたのもこのような過ごしやすい雰囲気だったからと痛感しております。人としても成長することができたと思います。

 3年目にあたり、我々研修医は各々専攻分野でさらに経験を積んでいきますが、加西病院で学んだことを糧にして精進する所存です。
 人生で一度きりの初期研修医の2年間という時間を加西病院で過ごし、研鑽を積めたことを光栄に思います。
 本当にありがとうございました。

2年目臨床研修医
『加西病院での研修を終えて(精神科志望の場合のメリット)』

 私は四国の大学出身で、在学中から精神科志望でした。関西の大学病院の精神科に見学に行った際に、精神科志望なら市中病院で一般的な内科疾患をたくさん診て初期対応を身につけた方がよい、また、その土地に唯一存在する総合病院であれば一通りの疾患を全般的に経験することができるからお薦めと教わりました。ひとりの先生が加西病院で色々な経験ができたことをお話しくださり、早速見学することにしました。ホームページ上で医学生を対象としたプライマリケア実習なるものがあることを知り、二泊コースに参加しました。この実習では患者さんを担当させていただき、当時研修医の教育担当をされていた先生がベッドサイドで実技を通してご指導くださいました。また、研修医の先生方が救急対応されている場に同席させていただいたり、検査技師の方に心電図やエコーの指導をしていただいたりと、濃密な三日間を過ごすことができました。教育に力を入れていることはもちろんのこと、担当させていただいた方がとても協力的に受け入れてくださったことや病院全体に温かい雰囲気が漂っていたことも加西病院を研修先に選んだ理由でした。

 加西病院では内科研修が消化器内科や循環器内科といった形では分かれておらず、同時に様々な疾患を診ることになります。本来臨床では色々な科に跨る複数の疾患を合併されている患者さんが多く、より実践的な研修になったと思います。また、救急の研修は入職して間もなく始まり、年間を通して続きます。指導医の先生の温かい?熱い?見守りのもと、ファーストタッチから関わります。救急対応は緊張しますし、スピーディーに適切な対応をとることが難しい場面も多々ありましたが、こういった経験は記憶に残りやすく、患者さんを通してたくさんのことを学ばせていただきました。精神科では肺炎や尿路感染症に対する対応を求められることが多く、研修中の経験が今役に立っています。加西病院の精神科には常勤医が2名、非常勤医が1名、心理士さんが2名おられ、外来、リエゾンをメインに経験でき、とても濃厚で有意義な研修を送ることができました。また、単科の精神病院にも行かせていただいて、総合病院とはまた違った精神科研修を経験することができました。志望科以外の科においても、どの先生も「精神科だったらこういうことを知っておくといいね」と温かくご指導くださいました。

 私は現在大学病院の精神科に勤務しています。今だからこそ思うことですが、加西病院は職種間の距離が近く、疑問に思ったことをとても聞きやすかったですし、かつ、どの方も親身に教えてくださいました。また、医局が大きなひと部屋にまとまっていて、どの科の先生にもすぐに質問できる環境にありました。「あれよかったなぁ」としみじみ思う日々です。

 以上のように、精神科を志望されている先生にはいろいろとお薦めポイントのある研修先です。もちろん他科志望の先生にも。まずは是非一度見学してみてください。

2年目臨床研修医
『研修医の医療ミスを減らすために。』


 私の答えれる内容で役に立つかは分かりませんが、回答させて頂きます。

1.救急外来にて

 冬場や年末など、短時間で多くの患者さんを見ないといけない場合はミスが増えると思います。
 その中で、何が起きるか予想しておく、次の患者さんの鑑別診断をあらかじめ考えておく事は大切でないかと思います。自分の場合は上の先生に、患者さんを見る前に予想するトレーニングを指導してもらいました。これは病棟でも同じですが、既往歴や合併症に注意して、患者さんの急変時に安全に対応するのに必要な力だと思います。
 また、自分の場合は救急当番以外の日にも出来るだけ外来に居るようにしていました。やはり安全に医療を行うには、経験が大切と思いますし、学会発表の症例のように意識障害だけの大動脈解離患者がいるなどといった、教科書だけでは勉強が難しい事を積極的に経験することが大事だと思います。
 あとは研修医という立場を利用して、不安ならすぐ相談するようにはしていました。画像でも検査値でも大丈夫と思われるものも見て頂き、たとえ何もなくても、そのあとの雑談から別の疾患や考え方を教えてもらう機会になっていたと思います。

2.病棟にて

 慢性期の患者さんも丁寧に診察する事は注意していました。
 どうしても急性期の患者さんが入ってしまうと、そちらに気をとられてしまいましたが、体が痛いや電解質バランスが崩れているような事はしょっちゅうありました。緊急性がない場合や治療介入が必要ない時が多かったですが、尿路感染や胆嚢炎の兆候だった時も少なからずありました。既往歴や併存疾患から考えて、毎日確認しておかなければいけない点は自分なりに考えていました。反省点としたら、problemリストをしっかりとカルテにまとめておけば、スムーズに病棟業務ができたかと思います。
 また加西の場合は薬剤師の先生や看護師と距離が近かったのがよかったと思います。忘れていた仕事や気づいてなかった事は多くありましたが、病棟を歩いていたら、何かしら声はかけて頂いたので非常に助かりました。

 加西の場合は何をしてても良い雰囲気があったので、内科救急をしながら手術室にいた日もありましたし、上の先生には関係のない患者さんでも画像や検査値など気軽に見て頂けたので多くの事が勉強出来ました。
 研修医が医療安全を考えるにあたって、大事なことはまず勉強して知識を増やし、多種職で議論出来るようになる事が大事だと思います。加西のように垣根の低い環境で勉強出来るのは良かったと、大学に来て痛感しています。

 以上まとまりが悪いですが、回答させて頂きます。