市立加西病院

摂食・嚥下訓練 ~ CD体操を取り入れた取り組み

目的

老化や脳梗塞などにより飲み込む力が衰え、食べるという行為が誤嚥性肺炎を併発し、絶食・経腸栄養(胃瘻造設等)へとなるケースが増えています。これらの方々に対して、食べることの楽しみをもう一度味わっていただきたいとの思いで、段階に応じた嚥下訓練を行い、適切な対応と効果的なアプローチで経口摂取獲得をめざしています。

対象

脳血管障害・神経難病・老化などにより、摂食・嚥下障害のある患者さん

方法と効果

摂食・嚥下障害を段階別に別け、各々にあった嚥下訓練を実施しています。

1. 嚥下体操  ・・ パンフレットと音楽CDを用いて、食事の前に15分程度の嚥下体操を実施します。
CD 体操 覚醒を促し、食事に対する意識づけに効果的です。
  • 馴染みのある曲を選択することで、楽しみながら準備体操が行えます。
  • 全身の筋緊張の緩和により、嚥下機能の改善にも有効です。
2. 家族指導 ・・ CD 体操や嚥下訓練に参加
  • パンフレットの活用
  • 退院後も CD を持ち帰り、訓練を継続できます。
3. 集団嚥下訓練 ・・ ディルームを食堂として利用し、一緒に体操・食事をします。
  • 患者さん同士の刺激になり、訓練・食事に対する意欲の向上につながっています。
  • ご家族間の交流、ご家族とスタッフ間の意見交換の場となり、精神的負担の軽減がはかれています。

嚥下訓練の様子

CD体操 アイス・パッティング
市立加西病院市立加西病院 市立加西病院

看護師からの一言

  • 嚥下障害の段階をきちんと評価することで、個々の患者さんにあった方法で訓練がおこなえます。
  • 誤嚥性肺炎を繰り返され、経口摂取をあきらめていた患者さんが、食べられるようになり退院されることは、私たちにとってもうれしく励みになります。
  • 現在は、言語療法士が食事開始前から関わり、訓練・評価をしてより効果が得られるようになって来ました。