市立加西病院
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当院のあり方について

2020(令和2)年5月29日    院長  生田 肇

1.はじめに

当院は加西市唯一の公的医療機関で、2020年4月1日から私が院長に就任しております。近隣の病院合併により2014年10月に北播磨総合医療センターが開設、2016年7月に加古川中央市民病院が誕生し、また、2年後にはりま姫路総合医療センター(仮称)が開設予定です。このように近隣に基幹病院が次々に誕生し、また、加西市の人口の推移、高齢化なども考え、2020年度から病床数(ベッド数)を199床に減床し、急性期病床(126床)と地域包括ケア病床(73床)の割合になっています。

2.連続性ある連携

私のテーマの一つが『連携』です。加西市内、北播磨地域内、もう少し広い範囲における医療システムの連携をはかっていきたいと思います。上記近隣の基幹病院だけでなく、神戸大学病院、兵庫県立がんセンターとの連携、介護施設、在宅に向けての訪問看護ステーションとの連携が必要です。後述します昨年度に新設した医療介護総合支援センターの業務ともかかわっていますが、連続性をもった連携を行っていきたいと思います。その連携には医療スタッフの連携も含まれており、すでに内科、外科で加古川中央市民病院、北播磨総合医療センターと医師派遣における連携を行っています。

3.救急医療割

当院は二次救急病院です。救急医療は市民の皆様の健康と安心を守るうえで不可欠のものです。当院では市民の皆様の急病に対して、24時間診療を行うことに努めています。特に診療所の先生方からのご紹介にはすべて対応するようにしております。しかし、その病状、病気の専門医がいない場合、診察できない場合があると思いますが、その場合でも、どこの病院がみてくれるのか、などの情報提供、紹介など行えるシステムを作って行きたいと思っています。ところで、2020年4月から救急部を新設しております。急患に対してはまず救急部で診察し、その疾患に応じた専門医に連絡するようにしています。

4.かかりつけ医と病院との協力

病診連携として、加西市内の診療所の先生方とは連絡を密にとっており、患者さんを紹介いただいています。また、こちらから紹介させていただく場合もあります。診療所の先生方には‘’かかりつけ医‘’としての役割を担っていただき、検査、治療、手術など必要な場合は紹介いただいております。当院は2020.2.1から開放型病院としての要件をみたし、診療所の先生方と契約をむすんでおります。すなわち、入院患者さんが、ご本人の承諾があれば、入院中でも‘’かかりつけ医‘’の先生の診察が受けられるようになっています。

5.医科歯科連携

当院では口腔ケア(口の中をきれいにすること)のレベルアップを図るために、2016年4月に口腔ケアチームを結成、同年5月に加西市歯科医師会と連携に向けての協議を行い、6月から実際に稼働しています。その後も連携の方法、問題点などについて、年3回の定期的協議会にて話し合いを行い、その他、歯科医師による院内講演会も毎年のように開いています。連携内容では、『がんの手術、化学療法前後における口腔ケア』と『入院患者の口腔チェックと加療』と大きく二つがあります。

6.医療介護総合支援センターについて

当センターは2019年4月1日に新設され、それまでの地域医療室の加えて、入退院支援室、医療介護連携相談室の3つの部署からなっています。
当センターの目的は

  • 高度急性期病院からのポストアキュート患者および地域の診療所からのサブアキュート患者の紹介受け入れを推進する。
  • 予約、緊急入院患者にかかわらず、患者・家族が安心して入院生活を送れ、それぞれに適した退院支援が行える体制を強化する。    
  • 市民および病院外関係機関の相談窓口としての機能、相談しやすい体制を整える。