市立加西病院
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かかりつけ医と病院の協力について

「加西市民の皆様の診療における"かかりつけ医"と市立加西病院の協力について」

1.はじめに

加西市は内陸部にあり、受診できる医療機関の豊富さにおいて阪神間のような都市部とでは違っています。しかし病気になった時、「加西に住んでいたので治らなかった」では困ります。このような事態をおこさないために、市立加西病院では患者さん中心の良質で高度な医療を提供すべく努力しています。

2.様々な医療ニーズにどう応えるか

市民の方々の医療への期待は様々であり、その易しさや難しさにも大きな差があります。多彩な医療ニーズの全てに、ひとり市立加西病院だけで対応することは困難です。たとえば、病気は軽いけれど介護が必要な患者さんの長期の介護入院と、救急的に発生する重症で難しい病気への高度先進医療を両立させることは、市立加西病院では規模と人員の面から不可能といえます。そのため、市全体として医療の供給を考えること、つまり他の医療機関や福祉施設と互いに協力しあうことが不可欠です。市民の皆様には、地域の診療所と市立加西病院の役割違いを理解していただき、最も適した医療と福祉のサービスを受けられる場所を選んでいたいだくことが良い方法です。

3.市立加西病院の役割

国の医療政策が2000年から変更され、介護保険が導入されるとともに、医療保険制度も変わりました。このような措置をうけ、ベッド数200以上の大きな病院では高度医療を担うことが中心的な課題になってきました。市立加西病院は266床ですが、やはりこの方向性のもとに、先進的な検査部門を拡大し、外来診療よりも入院診療に力を入れ、重症の治療を主にするようになりました。その理由は、加西市においてはこのような役割を担う医療施設が本院以外にないからです。市立加西病院は今秋から増改築工事をおこないます。そこでは良質で高度な医療を提供していくべく、急性期医療を中心にした地域医療支援型一般急性期病院をめざしています。

4.かかりつけ医

加西地域には"かかりつけ医"の制度があります。御存知でしょうか。"かかりつけ医"の役割は診療所の先生方が担い、家庭ぐるみで健康相談にのってくださり、必要なときに連絡して相談がうけられます。患者さんの個人的な事情も良く分っていてくれますので、きめの細かい診療をうけることができます。市立加西病院の専門医師は、このような制度としての"かかりつけ医"にはなれません。その"かかりつけ医"の先生が、入院や検査が必要であると判断した時には、加西病院の専門医師に紹介してくださいます。そして、病院は優先的にすぐ引き受け対応します。そして問題が解決すれば、再びかかりつけ医の先生のもとに帰り診療を続けます。このような病院と診療所の先生方との関係を「病診連携」といいます。

5.市立加西病院は"かかりつけ医"の先生からの患者診療要請に最優先で応えます

市立加西病院が目指すのは、市民の皆さまの医療ニーズのうち、高度の診療機器や技術を要する診断と治療にかかわる部分です。このため、地域診療所の"かかりつけ医"の先生と密接に連携して、このような検査や入院診療や手術や急性期リハビリが必要な患者さんを紹介していただいております。また安定期にある落ち着いた患者さんの診療は"かかりつけ医"の先生にお願いし、病状に変化があったり、診療所では治療しにくい病気の方を加西病院の外来で診療します。このような難しい病気を診るために専門外来を設けて、専門医が対応しています。

もし"かかりつけ医"の先生が患者さんのことについて加西病院での検査や治療が必要と判断された場合は、最優先で対応します。当院では、これがスムースに行くよう、外来では"かかりつけ医"の先生からの紹介状を持った患者さんを優先して診察するようにしています。また、入院の要請がある場合には、"かかりつけ医"の先生からの電話一本で優先して入院して頂くようにしています。このように市立加西病院は"かかりつけ医"の先生の外来診療を全面的にバックアップし、すぐ入院できるように体制を整えています。

6.救急医療

市立加西病院は二次救急病院です。救急医療は、市民の皆様の健康と安心を守る上で不可欠のものです。ところが、救急医療は医療要員を24時間にわたって待機させ、すぐ入院されらるよう一部のベッドを常に空にしておき、重篤な病状をすぐに診断できる高度医療器材を購入しておく必要があるなど、非常にお金のかかる領域です。病院の採算面においても、負担になる体制です。しかし当院では医師、看護師、技師、職員で救急体制を一年365日、24時間ひいており、救急当番はほとんど不眠不休で働いています。しかも当番医師は翌日も患者さんの診療があり、かならずしも休めるわけではないのです。とても厳しい職場といえます。このような医療従事者の環境は何とか改善したいのですが、救急医療は地域住民が最も必要としている部門でありますので、さらに充実したものにしてゆかなくてはならない使命もあります。

7.市民の皆様の相談窓口

市立加西病院に入院されたり、外来に受診された患者さんで、他の診療所や療養施設や介護施設への紹介を希望されるとき、病院内で内科外来の対面にある地域医療室で相談を受け付けております。また、他の医療機関についての相談に限らず、病院のことについて解らないことや納得いかないことがあった場合の、相談窓口として地域医療室の職員が対応いたします。気軽になんでも御相談ください。

相談窓口

主治医または地域医療室にご相談ください